柏崎港から初めての県産スギを輸出した貨物船。原木の積み込み作業が行われた
柏崎港から初めての県産スギを輸出した貨物船。原木の積み込み作業が行われた

 新潟県森林組合連合会(新潟市西区)は、県産スギの輸出に当たり、柏崎市の柏崎港から初めて貨物船を出港させた。これまでの出港地は新潟西港のみだった。柏崎市や長岡市、南魚沼市などで伐採された約1万本を、中国・上海の近くにある太倉港に運んだ。柏崎港の取り扱い貨物量は落ち込んでおり、柏崎市の関係者は、県産スギの輸出により柏崎港の存在感が高まることや、地域経済の活性化、市産材をPRする機会につながると期待している。

 県森林組合連合会は昨今の円安を受け、輸出による県産材の販路拡大を目指している。2023年12月には、連合会で初となる原木輸出を、新潟西港から太倉港に向けて行った。西港では24年度、6船で中国...

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