一擲の仕込み作業を進める弥栄醸造の坂本一浩さん=柏崎市石曽根
一擲の仕込み作業を進める弥栄醸造の坂本一浩さん=柏崎市石曽根

 柏崎市の山あいにある石曽根に酒蔵「弥栄(いやさか)醸造」を2024年に立ち上げ、柏崎市産の主食用米を使った「ITTEKI(一擲(いってき))」の仕込みに取り組んでいる。代表の坂本一浩さん(35)が拠点とするのは、石曽根地区の宮之下集落だ。「宮之下の魅力を多くの人に知ってほしい」と地域に根ざした酒造りに励む。

 弥栄醸造は今年1月に製造免許を取得し、1月下旬から一擲の自社醸造を始めた。「月下氷吟(げっかひょうぎん)」「穂芳(すいほう)」「吟嶺(ぎんれい)」の3種類で、原料は酒米ではなく、宮之下産こしいぶきを使う。精米歩合は、コメのうま味を生かすため約90%とした。

 特徴は、使用するコメの全量を米こうじとする製法だ。「十割麹(こうじ)酒」をうたい、...

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