
鈴木康之副知事(中央)から「農の匠」表彰を受けた上原忠吉さん(左)と田口正一さん(右)=1月10日、県庁
高い技術力で長年、農畜産物の生産や販売、担い手育成に貢献してきた農業者に贈る新潟県の「農の匠(たくみ)」の表彰式が1月10日、県庁で行われた。2024年度は2人が受賞し、若手の育成や安心安全な農畜産物の提供に向けて思いを新たにした。
表彰されたのは、ネギを栽培する上原忠吉さん(69)=十日町市=と、畜産と稲作を行う田口正一さん(73)=長岡市=。鈴木康之副知事が表彰状を手渡した。
上原さんは新技術や新品種の導入に取り組み、栽培初心者に技術を継承するなど地域のネギ栽培の第一人者として活躍している。肉牛を飼育する田口さんは餌の稲わらを自給し、本県の畜産振興に貢献。技術の伝承や消費拡大、情報発信に...
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