町特産の紙風船や縁起物がつるされた繭玉飾り=1月11日、出雲崎町尼瀬
町特産の紙風船や縁起物がつるされた繭玉飾り=1月11日、出雲崎町尼瀬

 五穀豊穣を願う小正月の縁起物「繭玉飾り」が1月11日、新潟県出雲崎町尼瀬の北国街道妻入り会館で行われた。地域住民ら約20人が集まり、色とりどりの餅や町特産の紙風船、縁起物で巨大なミズキの木を飾り付けた。

 かつては各家庭で作られていた繭玉飾りを伝えようと、住民グループ「妻入りの会」とNPO法人「ねっとわーくさぷらい」が2010年から実施。地域の子どもらと飾り付けし、4月中旬まで展示している。24年は延べ4000人が鑑賞に訪れたという。

 住民らは繭玉に見立てた赤、緑、白の餅を枝に付け、鯛、小判などの縁起物を模した飾りや、カラフルな紙風船をつるした。飾りは約10畳の天井いっぱいに広がり、「今年は特...

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