
雪が降る悪天候の中で行われた竹のからかい=1月15日、糸魚川市青海本町2
国の重要無形民俗文化財に指定されている小正月行事「青海の竹のからかい」が1月15日、新潟県糸魚川市の青海駅前本町通りで行われた。顔に隈(くま)取り、鉢巻きをした地域の若手らが、2本の竹を力強く引き合い、豊漁豊作を祈った。
江戸時代から続く行事で「青海竹のからかい保存会」が主催した。
地域の若い衆は東方と西方に分かれ、合図とともに竹を抱え込んで引き合った。雪が吹きつける悪天候だったが、「よっしゃあ」の掛け声が大きく響き、会場は熱気を帯びた。
保存会会長の水沼述英さん(82)は「今年こそ災害がなく、無病息災でありたい」と話した。
次世代に引き継ぐため、小学生らによる竹のからかいもあった。浜辺では...
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