
道祖神の御利益を届けようと、家々を回る子どもたち=佐渡市河原田本町
道祖神を祭る小正月の伝統行事が、新潟県佐渡市の旧河原田町周辺で開かれた。河原田本町の下町地区では、子どもたちが道祖神の御利益を届けようと家々を訪ねて回る「お神酒(みき)勧進(かんじん)」が行われた。
行事は1月14日にあり、下町地区では河原田小の1〜6年生12人が参加。集会所に飾られた神棚近くに座り、近くの諏訪神社の宮司からおはらいを受けて元気よく出発した。
子どもたちは家の玄関口で声をそろえて「オーミキカンゼン(お神酒勧進)、ミキカンゼン…」と唱えてお神酒を勧めた後、「ショウヤ(庄屋)ニナーレ」と繰り返し、家の繁栄や無病息災を祈った。子どもたちが来るのを今か今かと、玄関先で待つ高齢者もいた...
残り152文字(全文:452文字)