「イノベーションの創出に関する連携協定」を締結した新潟県の三条市立大学のアハメド・シャハリアル理事長(前列右から3人目)、日本精機の佐藤浩一社長(同4人目)ら関係者=新潟県三条市上須頃
「イノベーションの創出に関する連携協定」を締結した新潟県の三条市立大学のアハメド・シャハリアル理事長(前列右から3人目)、日本精機の佐藤浩一社長(同4人目)ら関係者=新潟県三条市上須頃

 新潟県三条市立大学(上須頃)が長岡市の車載計器などのメーカー「日本精機」と連携し、新分野の製品開発へ向け、技術の実用化の可能性についての実証などで協力を始める。工学部の大学である三条市立大と、世界最先端の技術を持つ日本精機がともに取り組む。

 日本精機はヘッドアップディスプレイ(HUD=速度などの情報を車のフロントガラスに映す表示など)で世界1位のシェアとなるなど、高い技術がある。日本精機の技術開発のノウハウを市立大の実学重視のカリキュラムと融合させようと、両者が「イノベーションの創出に関する連携協定」を締結した。

 1月8日に三条市立大で行われた締結式で、大学のアハメド・シャハリアル理事長(学...

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