サッカーJ1アルビレックス新潟が、2025年シーズンに向けて動き出しています。3季続いた松橋力蔵前監督からバトンを引き継ぐのは、J1トップチームで初めて指揮を執る樹森大介新監督。野心と潜在能力にあふれるJ2所属選手を中心に補強し、チーム一丸となって成長を目指します。
 新潟日報では、宮崎県西都市を舞台とする1次キャンプから、アルビ担当記者が現地入りし、紙面に記事を掲載しています。ウェブ版の「新潟日報デジタルプラス」ではより詳しく、監督や選手の声、練習中の真剣な表情からふと見せる素顔の写真まで、皆さんに伝えていきます。

開幕の横浜M戦のキックオフまで…

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◆本日、1月25日はチームがオフの日です。

皇后杯はタイトルまであと一歩の戦いでした…。本当に悔しいです。でも、女子も男子も、決して挑戦が終わることはありません。今回は、事前にこの方から聞いていたお話をお届けします。(取材は22日、スライドの写真は24日の練習試合)

◆例年以上に準備してきたDF堀米悠斗

(樹森大介監督に代わり、去年と比べてキャンプの変化は?)

キモさん(樹森監督)が外から見てた課題に向き合ってる時間が多いかな。ビルドアップだと、重くなりすぎないで、前にもしっかり人数かけて、ゴールから逆算してっていうのと、守備はやっぱり強度、個人個人の寄せる強さ、スピード、距離感みたいなところは、今すごい求められてるなと思います。

(プレスバックの意識付けも、昨季より強調している?)

そうですね。その1つ1つの課題に対して細かく分けたトレーニングが多いのかな。これが目的だからこういうオーガナイズでみたいなのは多いかなと。

(樹森監督の特徴は)

明確に結構課題をズバッと言ってくれるし、このチームはここが足りてないっていうのは。リキさん(松橋力蔵前監督)はそこはあんま言わなかったというか。そこはすごい違いは感じます。

(松橋力蔵監督は、自分でもモチベータータイプだと自認していた)

基本的にリキさんは『お前らならできる』っていう風に言い続けてくれて。あんまりこうできないところに目を向けてなかった感じがある。良さをより引き出すとか、個人個人の強みを伸ばしていく、それを生かすサッカーみたいなのはありましたけど、キモさんの場合は『ここを変えないとダメだよ』っていう指摘はすごく多いなと思う。

監督決まったタイミングも遅かったんで、あんまり多くの試合を見てないし、だからまず今は自分を知ってもらう時間っていうのもあるので、うん。自分の得意なプレーとかは出すように心がけてますし、それが結果的にいいアピールになるかなと

(具体的にどんなアピールをしている?)

やっぱ立ち位置のところで、相手を見て立ち位置変える。ツートップの相手に対して、まず3枚作りたいっていうのはあって。キーパーを入れた3枚だとあんまり効果的じゃないなって思ったので、自分たちがちょっと降りて、フィールドで3を作ったっていうのは、そういう部分はなんとなく変えれる。自分の中でこうした方がいいなっていうのは、ある程度こう正解を出せるようになってきたので、そこは良さはすごく出せるんじゃないかな。

(堀米選手もコンディションは悪くなくやれている?)

体の準備は例年以上にやってきましたし、昨日(1月21日)の走りのメニューも一応しっかりついていくことができたので、状態としてはすごく、頭もかなり今フレッシュな状況でいい状態だなと思っています。

(走りのメニューはかなりきつそうでした)

めちゃくちゃきつかったです。久しぶりにやりましたああいうの。素走りというか。リキさんはやらなかった。ボール使いながらかな。キャンプらしいキャンプはいつだろうな。それこそアルベルの時からああいう走りはなかったんで。5、6年ぶりくらいかなと思います。

(プロ選手でもきつそうですし、体作りの意識も強い印象はある?)

やっぱ練習量はかなり多いし、対人のメニューが多いんで、やっぱり寄せて止まるっていう加減速もすごく多いと思いますし。寄せた後にもう奪い切るところまで意識していくっていうのは、すごくパワー使うことなんで。自然と体に対する負荷は強くなってると思います。ちょっと移動も長いんで、そこら辺含めて難しいとは思いますけど、ギリギリ攻めてるんじゃないかなと。

(アルベル監督、松橋監督、樹森監督と続き、今はチームにとってどういう段階だと思いますか)

アルベルは多分...

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