
現地リハーサルで切れのある踊りと唄を披露する新保広大寺節保存会のメンバー=十日町市下条4
3月に東京都のNHKホールで開かれる「地域伝統芸能まつり」(総務省など後援)に、新潟県十日町市下条に伝わる民謡の祖「新保広大寺(しんぼこうだいじ)節」保存会が、十日町市から初めて出演する。稽古では高らかな唄に切れのある踊りを披露。大舞台を前にメンバーは汗を流している。
まつりは地域に伝わる芸能を紹介することで保存・伝承し、地域の活性化を図る取り組み。過去に県内からは「綾子舞」(柏崎市)や「角兵衛獅子」(新潟市南区)などが出演している。これまでに200を超える団体が取り上げられ、一定の役割を果たしたとして、25回目を迎える今回が最後となる。
今回のまつりのテーマは「源」。越後瞽女(ごぜ)などに...
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