有機農業を普及するための取り組み方などを学んだ講演会=五泉市赤海
有機農業を普及するための取り組み方などを学んだ講演会=五泉市赤海

 有機農業の産地づくりをテーマにした講演会が、新潟県五泉市のラポルテ五泉で開かれた。有機農業は五泉市も推進しており、参加者は、食育の大切さなど、産地の拡大に向けた取り組み方について学んだ。

 生産者らでつくる五泉市有機農業推進協議会が主催して1月19日に開かれ、約100人が参加した。新潟食料農業大学(新潟県胎内市)の比良松道一教授=園芸学=が講演し、有機農業の意義や向き合い方について語った。

 比良松教授は、食の多様性の観点から、化学肥料や農薬を使用しない有機農業の必要性を指摘。「現代の食事はトウモロコシ由来の食品が多い」と述べ、有機農業に結びつきやすいキビやアワなどの雑穀を紹介した上で、「新潟県...

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