展示する刀剣について、来館者らに説明する十河浩さん(左端)=燕市大曲
展示する刀剣について、来館者らに説明する十河浩さん(左端)=燕市大曲

 平安時代から江戸時代にかけて作られた刀剣を展示し、その魅力に迫る企画展「刀剣の世界展」が、新潟県燕市産業史料館で開かれている。燕市危機管理監で日本美術刀剣保存協会会員の十河(そごう)浩さん(64)のコレクションを中心に、刀剣32振りと刀装具などの計約45点を並べている。

 十河さんは香川県出身の元自衛官で、定年退官後、2016年から燕市役所に勤務。約35年前、刀剣のコレクターだった知人の影響で関心を持ち、現在では約35振りを所持している。

 会場には太刀や刀、脇差し、なぎなた、やりといった刀剣の数々が並ぶ。

 脇差しの「国政(堀川)」は、安土桃山時代に名刀「山姥切国広(やまんばぎりくにひろ)」を作...

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