花角英世知事に受賞を報告する渡辺文彦さん（左）＝１月２３日、県庁
昨年の２０２４年１０月に東京都で開かれた「全国建具展示会」で最高賞の内閣総理大臣賞に輝いた新潟県加茂市の建具職人、渡辺文彦さん（４９）が１月２３日、県庁を訪れ、花角英世知事に受賞を報告した。最高賞の受賞は０３年以来２度目となった渡辺さん。「建具は長い間残る。次の世代に見られても恥ずかしくないものづくりをしていきたい」と語った。
渡辺さんは「渡辺建具店」（加茂市下条）の２代目で、高校卒業後に弟子入りし家業を継いだ。今回の受賞作は顧客の注文品で、組子（くみこ）細工の引き戸。黒姫山（長野県）を組子で写実的に表現することに力を入れたという。
面会で渡辺さんは、製法や自身のこだわりなどを説明した一方で...
残り192文字（全文：492文字）
