1月上旬の町議会全員協議会でふるさと納税について語った仙海直樹町長=出雲崎町川西
1月上旬の町議会全員協議会でふるさと納税について語った仙海直樹町長=出雲崎町川西

 新潟県出雲崎町の仙海直樹町長(53)が就任してから、2月3日で1年を迎えた。自主財源確保策として公約に掲げた「ふるさと納税10倍」に注力し、2024年度は寄付額を大きく伸ばした。一方、人口減少対策は決定打を欠き、医療問題や空き家増加など課題は多い。町議らは、ふるさと納税の実績などを評価しつつ、山積する課題の解決に向けた方策を新年度予算にどう反映するか注視している。

 「全職員体制で取り組み、6千万円を超える寄付を頂いた。出雲崎の知名度をさらに上げ、交流人口拡大につなげたい」。1月上旬の町議会全員協議会で仙海町長は、ふるさと納税の実績に胸を張った。

 24年度のふるさと納税は12月末時点で、寄付額...

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