
スケッチ合宿で描いた絵を紹介する東京芸大の大学院生=出雲崎町米田
東京芸術大学の大学院生が新潟県出雲崎町の街並みを描くスケッチ合宿が、出雲崎町で行われた。7人が訪れ、最終日には伝統的な妻入りの街並みや、海を背に立つ町家などを描いた作品を町民に披露した。
合宿は、町民有志が妻入りの街並みを後世に保存しようとの思いから、東京芸大に要望し、1987年に始まった。学生たちが完成させたスケッチ画は、毎年町に残されており、現在は517点が保管されている。
2024年の合宿は8月中旬から3日間行った。出雲崎町中央公民館で開かれた発表会には、町民ら約30人が訪れ、学生たちの美しい作品に見入っていた。院生は描く上でこだわった点や、町での思い出を語った。
出雲崎漁港から見える...
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