空道の全国大会で優勝した小千谷西高校の長谷川愛生さん=長岡市高畑町
空道の全国大会で優勝した小千谷西高校の長谷川愛生さん=長岡市高畑町

 総合格闘技「空道(くうどう)」の全国大会クラス別で、新潟県小千谷市の小千谷西高校1年、長谷川愛生(めい)さん(16)が頂点に立った。全国優勝は4度目で、圧倒的な力を示してきた。今夏のワールドカップ(W杯)の出場権も得ており、「世界で優勝することが1番の目標」と、さらなる高みを目指している。

 空道は、2000年代に日本で生まれた新しい格闘技。突きや蹴り、投げ技のほか、関節技や寝技など多様な技を繰り出す。

 全国大会は24年11月に東京で開催され、長谷川さんが出場したU16(16歳以下)女子53キロ以下の部は11人で争った。準決勝では相手のペースに引き込まれそうになったが、決勝では反省を生かして積極的に攻める姿勢を貫き、優勝をつかんだ。

 兄の影響で6歳から空道を始め、小学5年から全国優勝を重ねており、他の選手に戦法を研究されてきた。今回の大会も、戦い方がワンパターンにならないように意識して、練習を重ねて臨んだ。

 空道の魅力について、突きや寝技などの多様な技があるからこそ「自分の戦い方をつくるのが面白い」と語る。長岡市の大道塾長岡支部で、週4日ほど練習に励む。体力をつけるために、高校ではバドミントン部に所属。培ったステップを空道にも生かすなど...

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