コサージュ作りを行う大和商工会女性部のメンバー=南魚沼市浦佐
コサージュ作りを行う大和商工会女性部のメンバー=南魚沼市浦佐

 児童の門出を祝おうと、新潟県南魚沼市の大和商工会女性部が2月3日、地域の小学校卒業生に手作りコサージュを贈った。4月に六日町、塩沢の各商工会と合併して南魚沼商工会になることから、大和商工会としての取り組みは最後になる。メンバーは「子どもたちの成長を祝う節目に、何らかの形で携わっていきたい」と、今後の継続を願っている。

 大和商工会は1961年に設立され、女性部は67年に誕生した。部員は1月末時点で89人。毎年6月、南魚沼市内で行われるイベント「南魚沼グルメマラソン」でのご飯の盛り付けや、福祉施設でのボランティアなど、年間を通じて精力的に活動してきた。

 コサージュ作りは、女性部長の山﨑美晴さん(59)が2021年度に「新型コロナウイルス禍でもできる活動を」と考え、部員に呼びかけて実施。大和地域にある小学校の卒業生の胸を飾ってきた。

 当初は慣れない作業だったことから完成までに時間がかかった。ただ、子どもたちからお礼の寄せ書きをもらったり、学校のホームページで紹介され、感謝の言葉が掲載されたりしたことに励まされてきた。

コサージュを作る大和商工会の女性部員たち=南魚沼市浦佐

 大和商工会として最後のコサージュ作りは...

残り366文字(全文:849文字)