DMG森精機が長岡市に建設する新工場のイメージ図
DMG森精機が長岡市に建設する新工場のイメージ図

 工作機械世界最大手のDMG森精機(東京)が新潟県長岡市内に約100億円を投じて新工場を建設することが2月13日、分かった。森雅彦社長が13日、新潟日報社の取材に明らかにした。長岡市にある完全子会社2社の製造拠点となる。2社の人員を増やし、2030年には計約600人を雇用する方針だ。3月に着工し、27年に操業開始を予定する。

 森社長は「新潟は機械工業の技術が高い。長岡で製造した製品をグローバルに売り込んでいく」と展望を語った。

 長岡市内の完全子会社2社は、太陽工機と「DMG MORI Precision Boring」(プレシジョンボーリング、旧倉敷機械)。

 新工場は長岡市高頭町の工業団地「西部丘陵東地区」に新築する。既に太陽工機が取得済みの土地で、鉄骨2階建てのオフィスと工場で、敷地面積は約10万5千平方メートル、延べ床面積は約2万9千平方メートル。DMG森精機にとって国内第2の製造拠点になる。

 工場では...

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