
水揚げされた体長約5メートル、重さ1トン超のクジラ=2月15日、佐渡市春日
新潟県佐渡市春日の佐渡水産物地方卸売市場に2月15日朝、体長約5メートル、重さ1トン超のクジラが水揚げされた。年に1回あるかないかという大物に、漁業関係者は「でっけー」と声をそろえた。
佐渡市黒姫の沖合に設置されたブリなどを獲る定置網にかかり、死んでいた。漁業関係者によると、日本海にも生息するミンククジラとみられ、定置網で偶然捕獲された場合のみ、所定の手続きの後に販売が可能となる。
買い付けた佐渡市内の水産会社の社員は、クジラのそばで腕を広げて大きさを確かめながら「昨年も一度かかったが、揚がらない年もある。刺し身にしてもおいしい」と話した。
...