
大雪の中、瞽女の格好をして雁木の下を歩きながら「門付け」を再現した一行=2月8日、上越市高田地区
盲目の女性旅芸人「瞽女(ごぜ)」が家々を回る「門付け」の再現が2月8日、新潟県上越市高田地区で行われた。雪国伝統の防寒具「角巻き」やかさを身にまとった瞽女役4人が大雪の中、雁木の下を歩きながら哀愁漂う瞽女唄をまちなかに響かせた。
NPO法人「高田瞽女の文化を保存・発信する会」が主催。市の「地域独自の予算事業」を活用した。瞽女役は東京都の瞽女唄継承者、月岡祐紀子さんと、市内の小学6年の児童(11)ら一般参加の3人が務めた。
一行は本町6の町家交流館高田小町を出発。三味線をひく月岡さんを先頭に、つえをついた瞽女役が周辺の旧今井染物屋や、瞽女ミュージアム高田などを一列に歩きながら回った。玄関先で唄...
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