総務省が2月7日に発表した2024年の家計調査で、新潟市は外食の中華そばのほか、さや豆(枝豆、サヤインゲンなど)、豚肉といった食品の支出額が上位に入った=表参照=。地元で取れる農産物や、コメに合う食品が上位に入る傾向がみられた。カップ麺が2位に入り、外食にとどまらない「ラーメン好き」がうかがえる結果となった。

 家計調査は全国の都道府県庁所在市(東京都は都区部)と政令市の計52市で行われた。

 新潟市が1位になった主な食品はさや豆、カレールウ、豚肉などで、ほかにサケ(2位)、コメ(3位)などが上位だった。

 新潟県の食文化に詳しい県立新潟女子短大名誉教授の本間伸夫さん(93)=新潟市東区=は「私たちが食べる物は地元で取れる物が基本。それが食文化になるので、枝豆などが上位に入るのでは」とみる。

 カレールウについては、「新潟では、コメと相性が良い物が好まれている可能性がある」と指摘する。

 一方で小麦粉(51位)、...

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