総務省は2月7日、都道府県庁所在市と政令市を対象にした2024年家計調査を発表し、21年に全国首位だった新潟市の中華そば(ラーメン)の1世帯当たりの支出額は1万6292円で、3年連続で山形市に次ぐ2位となった。3位は仙台市だった。

 調査では2人以上の世帯の外食支出額を比較した。新潟市は21年に、それまで8年連続で首位だった山形市を抜いて初めて1位となったが、翌22年と23年は2位が続き、ランキングの行方が注目されていた。

 24年の山形市の支出額は2万2389円で、記録が残る00年以降で最高額。新潟市との差は23年は2369円だったが、6097円に拡大した。3位仙台市は1万5543円で、新潟市との差は758円だった。

 7日は新潟市内の事業者でつくる新潟拉麺(ラーメン)協同組合のメンバーや市の関係者らが、市役所ふるまち庁舎で、午前8時半の発表を見守った。同組合代表理事の石黒純一さん(43)は「山形に差を広げられて残念だが、今後も1位奪還を目標にやっていきたい」と話した。

家計調査の発表を見守った新潟拉麺協同組合の関係者ら=7日午前、新潟市

 山形市役所にはラーメン店主らが集まり、くす玉を割って3連覇を祝った。ラーメン店「麺辰」店主の鈴木敏彦さん(48)は「店や市が一丸となった結果。市内外に向けてさらに魅力を発信し、4連覇を目指したい」と喜んだ。

 一方、他の食料品では、新潟市はさや豆(枝豆、サヤインゲンなど)、カレールウ、豚肉などで支出額が全国1位だった。

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