雪灯籠で彩られた小林古径邸と庭園=上越市本城町
雪灯籠で彩られた小林古径邸と庭園=上越市本城町

 新潟県上越市出身の日本画家・小林古径(1883〜1957年)が生誕した2月11日、上越市本城町の小林古径記念美術館で「キャンドルナイト」が行われた。敷地内にある国登録有形文化財の古径邸や庭園に雪の灯籠約400個が並べられ、柔らかな光が幻想的な雰囲気を醸し出した。

 古径生誕を祝う毎年の恒例行事だが、少雪で灯籠作りに苦労する年もある。2025年は直前の大雪で美術館周辺でも1メートル近くあり雪の量は十分。来場者やボランティアがバケツなどを使って当日の朝から灯籠を手作りした。

 日没前後から家族連れや市民らでにぎわった。来場者は雪灯籠に照らされた庭園を散策したり、写真を撮ったりして幻想的な風景を楽しん...

残り88文字(全文:388文字)