新潟県燕市の大通川で環境基準値(1リットル当たり0・01ミリグラム)を超えるトリクロロエチレンが検出された問題で県は2月20日、追加調査の結果、トリクロロエチレンは検出されなかったと発表した。原因は特定できなかった。通常の態勢に戻し、定期的に監視する。

燕市の大通川から環境基準値超えるトリクロロエチレン検出

 新潟県は17日、大通川の新桜田橋で採取した水から1リットル当たり0・013ミリグラムのトリクロロエチレンを検出したと発表していた。追加調査として18日に大通川の8地点で水を採取して調べたが、いずれも検出限界の0・001ミリグラム未満だった。

 トリクロロエチレンは金属加工部品の脱脂などに使わ...

残り27文字(全文:327文字)