ビーコンやゾンデ棒を使い、雪に埋まったぬいぐるみを捜索する親子=上越市板倉区猿供養寺
ビーコンやゾンデ棒を使い、雪に埋まったぬいぐるみを捜索する親子=上越市板倉区猿供養寺

 親子が雪崩について学ぶ防災教室が2月15日、新潟県上越市板倉区猿供養寺の地すべり資料館で開かれた。参加者は雪の中に埋まったぬいぐるみを「遭難者」と見立てた捜索活動を体験し、雪の事故の怖さを実感していた。

 県などでつくる「地すべり資料館運営協議会」が主催。上越市内の親子6組13人が参加した。

 講座では新潟県上越地域振興局妙高砂防事務所の職員らが講師を務め、雪崩は斜度30度以上の木があまり生えていない斜面で起こりやすいと説明した。「雪崩のスピードはとても速いので、起こりやすい場所には近づかないように」と呼びかけた。

 続いて、参加者は雪に埋まったクマのぬいぐるみの捜索を体験。雪崩に巻き込まれた時に...

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