「新潟史上最高」を目指す2025年のアルビレックス新潟の戦いが始まりました。紙面でも熱戦の後の選手の言葉、監督の言葉を伝えていきますが、ウェブ版では取材した内容をほぼ全部紹介します!
2月22日第2節アウェー清水戦後
[新潟0-2清水]
監督会見のほか、DF堀米悠斗選手、MF宮本英治選手、MFミゲル・サントス選手、DFジェイソン・ゲリア選手、MF長谷川元希選手に話を聞きました!
◆相手監督の試合後会見も掲載します。秋葉忠宏監督からどうぞ

(試合を振り返って)
やはりここは我々の聖地、要塞だなって。改めて思わせてくれるこの1万8000人以上のサポーター、ファミリーのあの威圧感、声量、我々と戦ってくれる姿勢が、18年ぶりの2連勝、なおかつホームで早い時間帯で相手が10になるっていう運も味方につけれた、非常に我々にとっては大きなゲームだったなと思ってます。
ただ、正直、アタックはかなり不満です。10人相手にあれだけ長い時間あったにも関わらず、セットプレーとスーパーミドルだけですから。
我々の意図してるアタックの部分、崩しの部分、最後のコンビネーション精度、この力を含めて非常にもっとやれるんじゃないかな、我々の選手たちであればもっとやれたんだろうなと思っていますんで、そこは大いに反省して、中3日しかないですけど、もう少しゴール前での崩し方、アイデア、コンビネーションみたいなものを精度上げていきたいなと思います。
ただ、言ったように、やはりこのスタジアムの空気感、あの圧倒的なホーム感、これがやっぱり18年ぶりの2連勝で、開幕でも勝ったのは久しぶりと聞きましたし、ホームで勝ったら、もう3年前ぐらいの京都戦以来と聞いてますんで、そういった意味では、本当に清水エスパルスを愛する全ての方と、ワンファミリーとなって、一体となって勝てたゲームだったなって思ってます。
(開幕連勝で無失点と続いていますが、そのあたりは)
この守備のところは本当に全員が、相手が10人だろうがそうじゃなかろうが、一部の隙もなくハードワークしよう。献身性を持って、チームのため、仲間のため、勝利のため、そのために献身性で勝負強さを発揮しようと話をしてますんで。そういった意味では、本当に0で抑えられてるゴールキーパーの守備力含めて素晴らしい成果ですから、これはあと36試合、本当にこのまま失点が0、少なくとも1点よりもマイナスになるように、しっかりと今後も緩くなることなくやっていきたいなと思います。
(後半から入った松崎選手、チャンスもらってすぐにスーパーミドルを出した評価は)
やはりトレーニングは嘘つかないなって、改めて思わせてくれたシーンでしたから。かなり切れていましたし、かなり意欲的で野心的で素晴らしいプレーを見せてましたんで。開幕勝ったから、ちょっとなかなかスタートいじくれなかったですけど、最初からいじってもよかったなって思わせるぐらい非常にいいパフォーマンス見してましたんで。トレーニングで見せてる選手は使うべきだなって改めて教えてもらったんで、あんなスーパーミドル見たことないんで、素晴らしい一撃を見せたなっていう風に思ってます。
(相手が退場者を出してからハーフタイムに入るまでの20分間ぐらい、秋葉監督の目にどう映っていたのか)

ちょっと急ぎすぎてるなっていう。もっと、半分超えるぐらいまでは簡単に外回りするだけでもう外れるのに、なんか無理に中行ったり、その後も揺さぶればいいものを、なんかそのまま行ったり。
なんでこう攻め急いでんのか、ちょっと僕にはもう理解できないぐらい、11対10でやっているはずなのに、同数でやっているような感じでしたから。もう少ししっかりと落ち着いてボールを動かす。
要は最後のフィニッシュのとこでどうするかっていうとこまで持っていかなきゃいけないのに、そこに持っていくまでにあまりにもミスが多かったり、引っかかることが多かったり。もっと言えば、こう揺さぶり続けるから、相手が最後90分の中で足がなくなる、どっかで隙を見せる、穴が開いてくるっていうことをやりたい中で、そういうことがまだまだできなかった。うん、ちょっとこう、経験値的にまだ浅いなっていう風に。
特にボランチには不満がありましたから、もっともっと賢く。相手の状況を、相手の嫌がることは何なのか、今どういうゲーム展開、状況なのかっていうのをしっかりと把握しながらやる必要があるなっていう。ただ勝てたので、ポジティブに前向きに修正できるのはいいことかなっていう風に思っています。
(後半から途中起用した2人のサイドが割と内側のスペースの仕事を与えていたのかなという風に見えたんですけど、どのようなタスクを与えて送り出したのか)
ボックス型になって、しっかりとボール中継をしてもらわないと、なかなかこう、ツートップですから、あれのサイドハーフが、またあれでサイドを張ってるだとか、遠く行っちゃうと、どんどんどんどんこう間延びして、我々の距離感じゃなくなるので、そういった意味で、もうどんどん、どんどん受けてくる。それはサイドバックでもいいですし、そういったとこも含めて距離感という話を常にしてますんで、トップ下がいるのか、それともツートップタイプなのかで、しっかりとまた使い分けてくれって話はしているんで、非常によくやってくれたなっていう風に思ってます。
(今日の対戦相手、新潟の樹森監督とは、水戸時代にトップ、そしてユースの監督という関係でしたが、J1の舞台で戦ってみてどうだったか)
やっぱり感慨深いものがありますし、ほんとに樹森とはいろんな話もしましたし、食事もしましたし、よくフットボールの未来、クラブの未来について話もしたので、非常に感慨深かったですし。
いろんな思いの溢れるゲームだったら、だからこそ新潟さんにしてみれば、あの退場は痛かったんだろうなと思いますから。
ぜひ、まだアウェイでもう1試合ありますんで、お互いのやってきたものをぶつけ合えるように、最後の最後まで同人数でやりあって、やっぱりこう結果をどっちで引き出すのかみたいな、またそういう勝負になれば面白いなっていう風に思っています。
◆樹森大介監督「非常にもったいない」

(試合を振り返って)
退場者出るまでの時間帯は問題ないゲーム内容だったと思いますし、自分たちがやろうとすることができていたので、非常にもったいないなと思います。ただ、数的不利になってから選手たちは最後まで、システム変更とか色々何回もチャレンジしましたけど、最後まで戦ってくれたので、今回のゲームはもう忘れて、次へコンディション整えていい準備をしたいと思います。
(退場者が出てから、まずはどのように立て直そうと考えられたのか)...