
新潟小の4年生が企画した、拉致問題について考える集会=2025年2月24日、新潟市中央区
北朝鮮に拉致された横田めぐみさん1977年11月15日、新潟市立寄居中学1年の時の下校中に失踪。2002年9月の日朝首脳会談で北朝鮮は拉致を認めた。北朝鮮はめぐみさんは「死亡」したとして04年に「遺骨」を出したが、DNA鑑定で別人のものと判明。北朝鮮の説明などに不自然な点が多く、日本政府は生存を前提に再調査を求めているが、北朝鮮は「拉致問題は解決済み」としている。=失踪当時(13)=が通っていた新潟小(新潟市中央区)の4年生の有志4人が2月24日、同区の市芸術創造村・国際青少年センターゆいぽーとで、拉致問題について考える集会を開いた。集まった約60人が世代を超えて意見を交わし、早期解決への願いを共有した。
学校でめぐみさんの帰国を願う集会が開かれた昨秋以降、「多くの人に拉致問題について考えてもらう機会をつくりたい」と準備を重ねてきた。
ワークショップでは「拉致と聞いてどんなことを思い浮かべるか」などの問いについて意見を交わした。「早紀江さんの気持ちを考えると切ない」「早く解決してほしい」といった声が上がった。
新潟小の...
残り136文字(全文:436文字)