
エコキュート内部を説明するコロナの阿部基さん=三条市
冬のお風呂タイムに、冷えた体を温めてくれる入浴剤を使う人も多いのではないだろうか。ウイルス禍の“巣ごもり需要”をきっかけに、入浴剤の種類は増加。ただ、成分によっては給湯器故障の原因になる場合もあるので注意が必要だ。
「使用できる入浴剤かどうか、給湯器の説明書で確認してほしい」と話すのは、住宅設備機器メーカーのコロナ(新潟県三条市)で「エコキュート」などの給湯器開発に携わる阿部基さん(44)。入浴剤に「風呂釜を傷つけません」と記載があっても、含まれる成分によっては故障の原因になることがあるためだ。
例えば、濁り湯になる入浴剤に含まれる「酸化チタン」は水に溶けず、給湯器の内部で詰まるなどして...
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