新潟県庁
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 新潟県は2月27日、激しいせきが長期間続く「百日咳(ぜき)」の患者が、2025年に入り16日までに計57人確認されたと発表した。2024年同期の計4人を大きく上回って流行しており、注意喚起している。

 百日咳は「百日咳菌」という病原菌が原因で、飛沫(ひまつ)感染で広がる。風邪症状からせきが徐々に激しくなり、1カ月程度続くこともある。

 県感染症対策・薬務課は「全国的にも増えており、潜在的な患者も一定程度いる」とみて、手洗いやうがいなどの感染予防を呼びかけている。

 2月17〜23日の1週間に新潟県内で報告された患者数は20人。保健所管内別では新潟市12人、三条5人など。いずれも10代が多く...

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