新潟県の1年間の出生数が2025年に初めて1万人を割り込む可能性が高まっている。推計人口は24年に戦後初めて210万人を下回り、209万人台で推移する。県は25年度の一般会計当初予算案の主要政策に少子化、人口減少対策を据えて、さらなる強化を急ぐ。予算案は開会中の県議会2月定例会で審議されており、実効性のある政策実現に向け、県執行部と議会の質疑に注目が集まっている。

 県統計課によると、新潟県の出生数は24年が1万258人。24年までの10年間でみると、年平均で750人程度減っている。出生数が増加に転じる...

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