「新潟史上最高」を目指す2025年のアルビレックス新潟の戦いが始まりました。紙面でも熱戦の後の選手の言葉、監督の言葉を伝えていきますが、ウェブ版では取材した内容をほぼ全部紹介します! 

3月8日第5節ホーム東京V戦後

新潟2ー2東京V春まだ遠く…ホームで東京Vと2-2の引き分け 降格シーズン以来の開幕5戦未勝利

監督会見のほか、MF長谷川元希選手、DF森昂大選手、GK藤田和輝選手、DF舞行龍ジェームズ選手に話を聞きました!

◆「いつも以上に物足りなかった」…樹森大介監督

(試合の総括からお願いします)

はい。本日も本当にホームということで、たくさんのサポーターが来てくれた中で引き分けという結果は満足してません。内容的にもアグレッシブな守備であったり、ゴールに迫る回数っていうのは今回ちょっと非常に少なかったなっていう印象を受けているので、そこは、同点なんですけど、いつも以上にちょっと物足りなかったっていう部分があるので、そこは本当修正していかないといけないなっていうところはあります。
ゲーム自体は落ち着いた時間帯は多かったんですけど、そうじゃなくて、今年は守備も攻撃も自分たちから奪いに行くし、自分たちから点も取り行くっていう形でキャンプからずっとやってたので、その物足りなさがちょっと出てしまった試合だったので、そこは反省して次週に繋げたいと思います。

(警戒していた東京Vのプレスに対して)

プレスっていうところは警戒していた中で、前半は特にボランチの距離がちょっと遠かったので、そこは途中で、後半のところでは修正できたんですけど、試合の最中もそこが1番気になったところで。もちろんミスはあるので全てノーミスで試合はできないと思うんですけど、そういった立ち位置のところが前半、特に相手のプレスに対しての立ち位置っていうのは、試合の流れの中でもう少し修正できればなと思います。

(2失点目のセットプレーの課題は)

セットプレーのセカンドですかね。流れの中で、折り返しに対して人はいるのに誰も競りに行ってないので、ああいったところはやっぱり日頃から1番ね。ここ数試合もそうですけど、やっぱ最後の寄せっていうところは年間通しての課題、去年から課題って言われていた部分なので、やっぱ日々のトレーニングから意識付けしてやっていかないといけないなっていうのは感じてますし。急には変わらないことなので、本当に毎週毎週そういうトレーニングを入れながら修正していきたいなと思います。

(いつも以上に物足りなかったという話だが、その要因は)

そうですね。この前のセレッソの時もそうだったんですけど、迫力あるプレスっていうのができずに試合の入りをしてしまったっていうのが1つあると思います。もっと怖がらずに自信を持って、もう前の選手を押し出していくぐらいの迫力を持っても良かったのかな。若干後ろがね、重たかったシーンもありますし。はい。あとは攻撃もゆったりする時間帯が多かったので、そこらへんのテンポアップっていうところで、攻守ともにちょっとゆっくりになってしまったなっていう印象だったので、そこは変えていかないといけないなと思います。

(その中でゴールを挙げた長谷川選手。昨季と比べて明らかに変化した)

はい。キャンプから本当にアグレシッブに常に動き回って、攻守ともに関わってくれていた選手なので、そういった選手がこういった公式戦で表現できるっていうのは嬉しいことですし、そういう選手がさらに増えていけばチームは強くなると思ってます。実際、去年がどこまでっていうのが僕自身もあんま理解してないんですけど、今年に関して言うと、攻守ともに本当に迷いなくプレーしてくれてるなっていう印象があるので、そこは継続してやってもらいたいなと思います。

◆「次の勝ち点3につながる戦い」…東京V・城福浩監督

(試合の総括から)

ここまで来てくれたサポーターに勝ち点0で帰らせるわけにはいかなかったので、勝ち点1っていうのはポジティブに捉えたいなと。ゲームについては、我々の前からのプレースタイル、前で奪ってそこからのサッカーをするところと、ある程度落ち着いて相手を引き込んで中盤でコンパクトにするところの、メリハリというか、そこがちょっと前半、前の選手が頑張って追いかけてくれた中で2点目を取れなかったのは、ちょっと…。その時点で我々がもう少し早めに見極めてもよかったかなっていうのは反省してます。

イエローかどうかは、私は非常にいろんな思いがありますけども、プレスで決定機を作ってフリーキックになって、ああいう状況で2点目が取れれば、自分たちとしてはしっかり十分引き込んで、少しプレイするエリアを変えてサッカーをやるというプラン通りだったと思うんですけども。あの辺ぐらいから少し前線が疲れて後ろがあまり気味になったっていうところで、押し込まれたところは反省点ですし、多少立ち位置を変えたりして対応しましたけども。ただ、後半追いかけなければいけない状況になった時のやり返し方は我々らしくやれましたし、選手個々も戦えていたので、次の勝ち点3に繋がるような戦いができたかなという。以上です。

(スタメン起用した木村勇大選手のパフォーマンスについて)

彼が元々持ってるポテンシャルであるとか、自分の中での課題というべきか、修正すべきところと、よりストロングを出していくところの、もちろんそこは連動してるんですけれども、この兼ね合いをまだ今シーズンは彼が探ってるという言い方がいいか、ちょっと我々が見て腹が座ってない状況があったと思うし、開幕戦はまさにそれがチームとしてもかなりブレーキになった。悔しい中で彼が過ごしていた中で、同僚の、まさに仲間であり、動きがああいう状況になって、彼の心境にも、もちろん我々はやり方のアプローチもしますけども、彼の心境が非常に大事ですし、今日どのようなプレーをするかっていう意味では、今までに比べれば本当にハードワークしてくれたかと。ただ、彼のポテンシャルからしたら、もっとやれる選手っていう風に思っています。

(今季初の複数得点、ビハインドの状況から追いついたところについて)

大事なのは、我々らしく戦って追い付いたということですね。相手への圧力のかけ方が、へそを使いながら、幅を使いながらも、ゴール前に迫りながら同点だったので、内容的に非常にポジティブだなという風に思います。前半からガス欠になるまで、前がインテンシティの高いサッカーをやって、後半あのような形でバトンを渡ししていくようなところが、もう少し、勝ち点3持った状態でスムーズにいくと、もっといい試合になると思うんで。ここは我々の今後の宿題ですけれども。ただ、前半の最初のフリーキックぐらいまでですかね。と、後半の2点目を取られた後のあそこの間のところをしっかり修正して、また6節以降に仕上げてたいと思います。

(立ち上がりから森田選手と齋藤選手のプレス、2人の奮闘振りは)

あのシーンがイエローだったのが非常に残念です。以上です。

ミックスゾーン

※各社一緒に話を聞いた選手もいます。

◆もう、こういうことがないように…MF長谷川元希

(試合を振り返って)

もう前節と全く一緒なんで。はい。ただ悔しいです。

(この一週間どんな準備をしてきたか)

相手が5-4-1で守備ブロック組んできて、攻撃はワントップツーシャドーでウイングバックが高い位置でやってくるというところを常に想定しながら練習しましたし、それをやってきた中で、1点目の失点シーンも、対策してきたにもかかわらずあれだけフリーでやられてしまって。2失点目も、ことし入ってセットプレーでやられているんで、そこでまた失点してしまっているんで。もうちょい練習からみんな覇気だったり、責任感を持って。もっとやっぱり…。

(ゴールシーンを振り返っていただいて)

キーパーが前に出ていたんで、トラップするかシュートするか迷ったんですけど、前半、なかなかチームうまくいってなかったんで、1点取れたら大きいなと思って、思い切って振ったら入りました。

(前節からの2試合連続ゴール。ホームでの後押しについて)

毎回力になってますし、あれだけ声援ある中で勝ててないので、去年から。本当に申し訳ないなって気持ちしかないですし。毎試合みんな100パーセントやってるつもりではいるんですけど。早くサポーターの皆さんの声援に応えられるように頑張りたいなと思います。

(得点シーンの後も積極的なプレーが見受けられた)

前半あんまボールが入ってこなかったんで、得点してから、やっぱ相手も相当ダメージあったと思うんで、そこで間延びしたりだとか、自分もうまく受けれるシーンがあったので、いいシーンが作れたので、もう1点欲しかったんですけど、それも前節言ったようにもう1点取りに行くってところは、決定力なのか、自分たちの意識なのか、頑張って改善していきたいと思います。

(次節はアウェーでの試合だが)

アウェーですし、今季まだ勝ってないので、ただただ、勝ちたいですし、選手もそうですけど、サポーターの皆さんも僕たち以上に勝ちたいと思っているので。町田も今日以上にタフな相手になりますし、いい選手も揃っているんで、また1週間今後、みんながこう、1人1人が反省して、もう、こういうことがないように...

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