新潟地裁
新潟地裁

 新潟県聖籠町で2024年12月に遺体で見つかった殺人・死体遺棄事件の被害者男性の口座から不正に金を移したとして、詐欺罪に問われた山形市の無職伊藤貴章被告(32)の初公判(塚本友樹裁判官)が3月12日、新潟地裁で開かれた。検察側は、伊藤被告が死体遺棄容疑で逮捕された男から指示され、現金を移動させたと主張した。

 起訴状によると伊藤被告は2024年10月、死体遺棄容疑で県警に逮捕された阿賀町のリフォーム業小山大輔容疑者(33)=詐欺罪で起訴済み=と共謀。工事代金などの振り込み手続きを頼まれた親族を装い、新潟市内の銀行で男性の口座から3回にわたり、計約340万円を別の口座に移したとされる。

 被告は「...

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