死体遺棄の疑いで容疑者が逮捕された事件の現場となった空き家=2月25日、聖籠町次第浜
死体遺棄の疑いで容疑者が逮捕された事件の現場となった空き家=2月25日、聖籠町次第浜

 新潟県聖籠町次第浜の殺人・死体遺棄事件で県警が捜査本部を設置してから2カ月余り、捜査が大きく動いた。今後は死体遺棄の疑いで逮捕された新潟県阿賀町のリフォーム業小山大輔容疑者(33)と被害者男性=行方不明時(78)=との関係性が捜査の焦点になる。

 事件発覚の端緒は昨年10月16日、男性宅に新聞がたまっていたことだった。捜査本部によると、21日に新潟署が親族からの行方不明届を受理。それに前後する15日と22日に3回にわたり、容疑者が男性の印鑑と通帳を使って、男性の口座から別口座に現金を動かしていた。10月26日には逮捕容疑である死体遺棄が行われた。

 関係者によると、容疑者は昨年夏ごろに、男性宅の...

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