
男子生徒の診断書など医療機関の書類を見る母親。被害から4カ月以上を経ても通院が続いている=新潟市
新潟市の市立中学校で2024年10月、1年の男子生徒が同級生からいすを引かれて転倒し、けがをしていたことが3月13日、分かった。体の痛みや自由に歩けないなどの状態が続き、現在は登校できていない。保護者は、いじめの「重大事態」に当たるとして第三者委員会による調査を求めている。
男子生徒の母親によると、生徒は授業中に座っていたところ、同じクラスの男子1人に背後からいすを引かれ、尻もちをついて転倒した。その際、この男子から「体幹が弱い」とも言われたという。
医療機関で骨盤打撲傷、右手関節捻挫との診断を受け、3月の再検査では尾骨骨折の疑いも指摘された。現在も尻や右手の痛み、しびれなどがある。普通の歩...
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