
倭舞を舞う仲丸萱さんと、三管を演奏する「若宮八幡宮雅楽振興会」のメンバー=魚沼市田中
新潟県魚沼市田中の須門神社で3月16日に行われる例祭で、約60年ぶりに「三管」と呼ばれる雅楽器の演奏に合わせて、神楽が奉納される。代々奉納してきた「須門神社太々(だいだい)御神楽(おかぐら)講」が、新潟県南魚沼市一村尾の「若宮八幡宮雅楽振興会」に三管の出張演奏をしてもらうことで、平和と氏子の安泰を祈願する「倭舞(やまとまい)」を披露する。神楽講のメンバーは緊張しながらも、練習に熱が入っている。
須門神社太々御神楽講の幹事、仲丸貴継さん(52)の家系は代々雅楽を受け継いできた。楽(がく)太鼓のほか、龍笛(りゅうてき)、笙(しょう)、篳篥(ひちりき)の三管を保有しており、地域の冠婚葬祭などで奏で...
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