南魚沼署旧庁舎を活用した救助訓練=南魚沼市六日町
南魚沼署旧庁舎を活用した救助訓練=南魚沼市六日町

 取り壊しが決まっている新潟県南魚沼市六日町の南魚沼署旧庁舎を活用し、新潟県警の広域緊急援助隊特別救助班が救助訓練を行った。実際に使われていた建物にハンマードリルで穴を開けるなど、実践的な活動の訓練ができ、隊員はより具体的な事態を想定して救助の手順を踏んだ。

 南魚沼署は2024年12月、南魚沼市小栗山の新庁舎に移転し、業務を開始した。1965年建設の旧庁舎は老朽化が進み、取り壊しが決まっている。

 特別救助班は中越地震を契機に、災害救助のスペシャリストの養成が求められたことから、2005年から各都道府県の警察で設置が進んだ。新潟県警は17年に発足させた。

 訓練は3月6日に行われ、大規模災害が発生...

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