新潟県三条市が発注した興野公園(興野3)地下の雨水調整池整備工事で、現場周辺の家屋が傾き、住民が体調不良を訴えていることについて、3月17日の市議会の常任委員会でも議論になった。委員からは被害者への真摯(しんし)な対応を求める意見などが出た。

 市議会3月定例会の経済建設常任委員会で、竹山嘉一さん(清風会)、酒井健さん(同)が市の対応をただした。

 被害家屋数は当初は8軒とされていたが、市上下水道課は、10を上回る建物で被害が判明したことを明らかにした。

 腰痛などの健康被害を訴えている30代男性に対して、市の代理人弁護士が傾きの数値基準を根拠に因果関係の有無を示したことなどについて質疑。竹山さん...

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