
救急車の中で分娩介助をする場合の注意点を学ぶ救急隊員ら=新潟県村上市塩町
新潟県村上市塩町の市消防本部で、救急隊員が分娩(ぶんべん)の介助など周産期の救急対応を学ぶ研修会が開かれた。村上総合病院(緑町5)の分娩休止に伴い、妊産婦を市外に搬送する機会が増える可能性があることから、隊員たちは気を引き締めていた。
研修会は2月下旬に開かれ、リモートを含め約60人が参加した。荒川分署副主任の遠山奈穂子さん(39)と村上総合病院の助産師鈴木史さん(51)が講師を務めた。
村上総合病院の分娩休止により、村上市や関川村の妊産婦の多くが新発田市や新潟市の分娩施設を利用することが見込まれる。救急出動した場合、医療機関まで長距離の移動となる。遠山さんは「お産の進み方によっては救急隊が...
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