
新潟県は3月18日までに、2023年の住宅の耐震化率が87%だったと発表した。前回に算出した18年の83%に比べて上昇したが、23年の全国の90%を下回った。県は住宅の耐震改修を後押しする補助事業などを周知し、住宅の耐震化を進める方針だ。
住宅の耐震化率は、国の推計方法に合わせ、総務省の住宅・土地統計調査の結果を基に県が算出した。
国は30年に耐震性が不足する住宅を「おおむね解消」するとしている。国の方針を受け、県は県耐震改修促進計画で中間的な目標値として25年度末までに耐震化率93%と設定している。
県は、市町村が行う一般住宅への耐震化事業などに対して費用の一部を補助する「耐震すまいづくり...
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