生産者ら約300人が2025年産米の品質確保を誓った集会=三条市荒町2
生産者ら約300人が2025年産米の品質確保を誓った集会=三条市荒町2

 JAえちご中越管内(新潟県)でコメの出荷量が最も多い「なんかん地区」の2025年の作付けを前に、生産者の集会が三条市荒町2の市体育文化会館で開かれた。米価が高騰する中、農家ら約300人が、需要に応じた生産と品質の確保へ思いを新たにした。

 なんかん地区は旧JAにいがた南蒲の三条市、加茂市、田上町、見附市、長岡市中之島地域で構成し、JAえちご中越のコメの半数近くを作る一大産地。生産者代表や自治体などでつくる「新潟なんかん米改良協会」が毎年、作付け前の集会を開いている。

 3月上旬に開かれた集会で、改良協会の押野見淺一(あさいち)会長は、2024年産米の品質は猛暑だった前年産からV字回復したものの、...

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