大したもん蛇まつりの大蛇の胴体をつくる村民たち=関川村上関
大したもん蛇まつりの大蛇の胴体をつくる村民たち=関川村上関

 新潟県関川村の夏の風物詩「えちごせきかわ大したもん蛇まつり」で村内を練り歩く大蛇の制作が、上関の村民会館で行われた。イベントが始まってから数年ごとに作り直されており、今回が10代目となる。住民らは学生ボランティアの手を借り、集落ごとに土台にわらを巻き付け、自分たちが担ぐヘビの胴体を形作った。

 祭りは1967年の羽越水害の記憶を伝えようと88年に始まった。全54集落がそれぞれに胴体を担ぎ、全長82・8メートルのヘビを作り上げる。毎年、国際ボランティア学生協会(IVUSA)が担ぎ手として参加、交流の場にもなっている。

 イベントは2024年、地域文化の発展に貢献したとして「サントリー地域文化賞」を...

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