巨大な蛇がにょろにょろと練り歩いた2024年の大したもん蛇まつり=8月25日、関川村
巨大な蛇がにょろにょろと練り歩いた2024年の大したもん蛇まつり=8月25日、関川村

 竹とわらで作った82・8メートルの巨大なヘビを担いで練り歩く、新潟県関川村の「えちごせきかわ大したもん蛇(じゃ)まつり」が8月28日、地域文化の発展に貢献した個人や団体に贈られる「サントリー地域文化賞」に選ばれ、県庁で発表された。新潟県からサントリー地域文化賞に選ばれるのは5件目。

 サントリー文化財団(大阪市)が主催する地域文化賞は、独自性や地域の文化向上に与えた影響などを選考基準に、原則として全国から毎年5件が選ばれる。新潟県ではこれまで、阿賀町の「狐(きつね)の嫁入り」など4件が受賞している。

 大したもん蛇まつりは1967年の羽越水害の記憶を後世に伝えるため88年に始まった。村の全集落で...

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