国土交通省高田河川国道事務所は3月21日までに、関川水系で今後30年間に実施する河川整備計画を変更した。2024年12月に公表した変更案が関係省庁との協議を経て法定計画となったもの。長年検討されてきた保倉川放水路整備が計画に位置づけられたほか、水量引き上げのため関川を河道掘削することも盛り込まれた。

 計画変更は、想定を超える豪雨が頻発していることから行われた。関川支流の保倉川の治水対策として、上越市頸城区下三分一付近から同市夷浜までの約3キロを掘削して毎秒900立方メートルを分派できるようにする。これにより、放水路付近の松本地点の流量を毎秒800立方メートルとした。関川では河道掘削を行い、高...

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