記者会見するJA県中の伊藤能徳会長=3月28日、新潟市中央区
記者会見するJA県中の伊藤能徳会長=3月28日、新潟市中央区

 新潟県農協中央会(JA県中)の伊藤能徳会長は3月28日、新潟市中央区で定例記者会見を開いた。政府備蓄米の初回入札分として、JA全農県本部がJA全農に依頼した数量が5千トンだったことを明らかにした。

 5千トンの根拠についてJA全農新潟県本部は「卸業者への出荷不足分の一部で、2025年産米から国に返還できる見込みの量を考えて算出した」とした。JA全農は新潟県本部の要望分を含め、初回で13万2999トンを契約した。

 JA全農県本部が25年産米の仮渡し金の最低保証額を地域JAに提示したことには「生産者に安心してコメ作りをしてほしいということで早期に示した。最終的にJAへの出荷結集につながると思う」と...

残り247文字(全文:547文字)