
国土交通省は2日までに、2025年度北陸地方整備局予算のうち新潟県への事業費配分を決定した。国が主体の直轄事業は総額503億円で、24年度当初の528億円から25億円(4・7%)減少した。大河津分水路(長岡市、燕市)や日本海沿岸東北道の未開通区間「朝日温海道路」といった大型事業を引き続き進めるほか、阿賀野市の国道49号「水原バイパス」は年内の完成を目指して整備する。
継続事業のうち、大河津分水路では19年の台風被害を踏まえた「令和の大改修」が進む。総事業費は1765億円。流せる水の量を増やすため、本年度は68億円をかけて沿岸の山地の掘削や橋の架け替えなどを行う。
朝日温海道路の整備には94億...
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