前節の神戸戦で待望の今季リーグ戦初勝利をつかんだアルビレックス新潟‼ 13日の横浜FC戦では、ホーム初勝利を目指します。紙面でも選手の言葉、監督の言葉を伝えていきますが、ウェブ版では取材した内容をほぼ全部紹介します!
ホーム横浜FC戦・試合前日
・[J1アルビレックス新潟]マルクス大暴れ!クラブ史上最多タイ7得点は横浜FCから‼2003年プレイバック
練習後、樹森大介監督のほか、MF星雄次選手、DFジェイソン・ゲリア選手が各社合同の前日会見に出席しました!
◆前回リーグトップの走行距離「明日もしっかり走りたい」MF星雄次

(前節の先制点のシーンを振り返って)
あの瞬間は人も決まってたんで、井手口選手がトラップしたら狙おうかなと思って、その狙いがうまくいったかなとは思います。僕のことが見えてるかどうか、ちょっと分かんなかったんで、そこでちょっと行ってみようかなと。うまくつつけたかなと。
(2年前の神戸戦ではつつかれたが、やり返した)
いや、そんなつもりはないんですけど(笑)、振り返ってみればあったなっていう、はい。
(横浜FCだが、左サイド、新潟側からみて右サイドからクロスがある。どう対応する)
まず、監督も最近よく言ってますけど、上げさせないことが第一で。ただ、全てを防ぐことはできないと思うんで、上げられた時の僕たちのボランチとセンターバックだったりの対応っていうのは、しっかりと確認もできてるので、そこをしっかり明日は表現できたらなと。
(クロスには相手のフォワードと、飛び出してくる選手もいるが)
そうですね。ボランチの選手にも競り合いの強い選手もいますんで、そういうところのマークの受け渡しだったりとか、ついていくのかっていうのは、しっかりと判断しないといけないかなと思います。
(逆に攻撃だと相手は基本3バックなのかと思うが)
うまく自分たちがボールを動かしてセンターバックを引き出した時に、そのスペースを使えるような動かし方だったりとか、そういう狙いができたらいいかなと思ってますけど。
(相手のセンターバックに縦のずれを作りたい)
そうですね。自分たちがうまくライン間使えれば、そういうギャップが出てくると思うんで。そういうプレーは自分たち得意なので、そこがうまくできれば。
(この前の福岡戦は5-4でブロック作られたが、改善は)
福岡戦に関して言えば、クロスは上がってましたけど。やっぱりセンターバックがすごく強い選手が多くて難しい展開になってしまったので、クロスを見せながらも、もう1個工夫だったりっていうのは必要なのかなと思ってます。
(チームとして公式戦で連勝中)
やっぱりちょっとみんなの雰囲気は明るくなったかなって思ってます。リーグ戦に関して言えば、しっかりと連勝できるようにやりたいなって思います。
(みんなの雰囲気が明るくなったと、何か具体的には)
具体的にですか(笑)。難しいな。普段もそうですし、練習のとこでもみんなの笑顔が増えたのかなと思いますけど、はい。勝手に思ってます(笑)。
(監督に初勝利の時、みんなでボールにサインして渡した。ベテラン勢がやろうと?)
僕は気づかなかったっすけど、ゴメス(堀米)が多分気を利かせてやってくれたんで、さすがだなって思いましたけど。
(監督自身は星選手をすごく評価して、リズムができ、個で奪えると。体現したいと思う部分は)
うちの監督が要求していることに関しては、応えようと思ってプレーはしてますし、課題っていうところもチーム全体として言われてるので、そういうところにもしっかりと自分で取り組んでるつもりなので。
(福岡戦ですかね。ボランチの距離感を大事にしていると)
ボランチの関係性だったりとかバランスっていうところは、すごく言われてるところではあるので、そういうところは意識しています。
(横浜FCは前から来る中で対応は)
しっかりと、ボランチの距離感もそうですし、後ろの選手の技術をしっかりと発揮してはがしていきたいなと思ってます。
(この間はリーグトップの走行距離が記録されていたが、疲れないか?)
いや、疲れますけど、なんかリーグ1位だからとか、そこを別に目指してるわけではないんで、チームのためにと思って。まあ最後は少しきつかったですけど、しっかりとゼロで終わりましたし、試合も勝てたので走ってよかったなと思います。
(星選手と小見選手が13キロを超えるくらい走っていたが)
走らないで勝てるならそれが1番ですけど、今の自分たちはしっかりと、やっぱりそういうところもサボらずにやらないといけないのかなと思ってるんで、明日もしっかりと走りたいなと思います。
(ちょっと回復はできた感じ)
はい、1週間休めたので。大丈夫です。
(守備の時の距離感が良かったが、意識したことは)
あとはディフェンスラインがすごく押し上げてくれたので、それにつられて僕たちの守備っていうのも少し前に出ましたし、コンパクトに戦えたことが相手にあまりチャンスを作らせない要因になったのかなとは思ってますけど。
(チームとしての一体感みたいなところも良くなってきてる)
そうですね。陣形というか、コンパクトに守備ができてるところは、この前の松本戦もそうですけど、継続できたらって思います。
◆神戸戦勝利がポジティブなエネルギーに DFジェイソン・ゲリア

(前節で初勝利、初完封できた手応えは)
今季に関して言えば、最初の立ち上がりからそんなにいい形でシーズンが始まっていない中で、Jリーグのチャンピオンチームに対して勝利できたことっていうのは、私も非常に嬉しかったですし、チームとしては非常に大きな勝利だったと思います。この流れがこれからの残りのゲームに、また今週末のゲームにいい形で続くことを、われわれは維持しなきゃいけないと思います。
(ゲリア選手がラインコントロールしてくれたと、他の選手も言っていた。意識したことは)
僕もですけど、チーム全体として取り組んでることなので。僕らのチームがプレーするに当たって非常に大事にしてたことだったと言えると思います。ラインコントロールをより高いポジションを取りに行って、われわれのプレッシングを行うにあたって、チームがコンパクトさを維持する上で、プレスに出ていく選手と距離感が遠くならないことっていうのは、気を付けなければいけない。で、それを行うことによって、僕らの後ろで選手たちはロングボールを受けることができなくなりますし、チームとしてはディフェンスが非常にしやすい状況っていうのを維持することができるので、それは今、チーム全体として非常に大切にしてることのポイントになります。
(指示を出すときは日本語?)
アクションの指示に関して、日本語で話すことは心がけつつも、日本人の選手も日本語英語というか、使ってるものもあるので、共通した言葉を使いながら、同じ方向に進むということを心がけてます。
(例えば)
ハッハッハ(笑)マエ、ウシロ、ナカ、ソト、チョットマテ…フレーズとしては短いものですけど、効果的に分かり合えるもの、大切なものです。
(言葉はあらためて覚えたのか、思い出したという感じか)
これは完全に思い出した言葉で、前いた時の自分の中にしみ込んだものが出てくるようになったって感じです。新潟に入ってからなんとなく思い出した。
(何か新たに覚えようとか、勉強してることは)
日本語は勉強し始めたいというモチベーションはある。ただ、始めてはいないっていう。
(コンディション的な部分、代表にいってから良くなった感じも)
多分、日本に来て初めて90分プレイしたのが町田の試合でした。で、それは僕が最後にオーストラリアで90分プレーしたゲームから2ヶ月たっていたので、そこからこう、自分の90分プレーするコンディションっていうのが、なんとなくにぶいような感じもありましたけども、ナショナルチームのゲームをプレーしてから、その90分プレーするってことの体が、また思い出してきたってこともあって、おっしゃる通りにコンディションっていうのは今、非常にいい感覚にあります。
(横浜FCに対してどんな守備を見せたいか)
私たちは神戸との試合に、似たような形になる可能性は非常に高いと思いながらも、個人的に横浜FCには千葉のチームメイトだった(櫻川)ソロモンがいて、非常に強力で強いフォワードですけど、彼をどう抑えるかってことも大事なポイントにはなると思いますし、前回神戸に勝つことで自分たちのチームはポジティブなエネルギーに、その神戸以前の時も、僕らとしてはセレッソの試合やガンバの試合だって勝てた試合と総括できるぐらい内容も良かったですし、大変難しい試合になるとは思いますけども、引き続きディフェンスのテーマにまた臨めればと思います。
(ビルドアップの部分、すごくつけようって意識も感じられる)
90分プレーして慣れてきたことと同様に、ビルドアップに関しても、今、稲村くんであったりとか(藤原)奏哉だったりとか、舞行龍も含めてですけど、どういう選手かも含めて、どういう選手であるかってことを自分はゲームの中に入ってきてキャッチアップし始めていますし、それに慣れてきた。もちろんこれは僕自身の個人的な向上しなきゃいけないポイントではあるけども、ボールアクションに関する自分が見えてる風景っていうのを、より、こう解像度高くなってきてることも含めて、ゲームを過ごしながら良くなっていくと自分としても感じていますし、横浜FC戦でも、引き続き自分のできることをやっていくということになります。
(新潟から見て右サイド、相手の左サイドに左利きのクロッサーがいるが)
今朝のビデオセッションも含め、福森選手に関しては彼のクオリティーも見ましたし、われわれとしても彼からのクロスっていうのは最大限スペースを与えないように守る必要があります。また、クロスのセカンドボールも含めて、自分たちが非常にアラート、常に警戒してプレーしなきゃいけないと思います。
(セットプレーも警戒したい)
まずはセットプレーを相手に与えないってことは大事なテーマになりますけど、もちろんその中でもセットプレーが来た時に、集中してプレーすることっていうのが大事だろうと思います。
(以前はJ2だったが、J1でプレーして感想は)
個人的には、J2にいた時の若手だった自分と、ベテランになって今J1に戻っているっていうことで、なんかこう客観的に見ることが難しいと思いますけども、でもJ1はやはり非常に能力の高い選手たちが集まっていることは感じてます。一方で僕がJ2にいた時のレベルも含めて、日本の全体のレベルっていうことは、J2も難しかったし、いいチームもたくさんあって、J1も同様にという形かなと思います。
(無失点を続けるために必要なことは)
J1の中でクリーンシートを維持することは大変難しいミッションではありつつも、ディフェンスを行うにあたって構造を維持することっていうのは非常に重要であるので、明日の試合も含めて、自分たちがそれをいかに継続できるかに関してはこだわっていきたいと思います。
(ホーム初勝利がかかった試合だが)
今まで大変難しい中でも、みなさんの温かい声援っていうのはずっと届いてましたし、みなさんの声援に応えるために選手たちも日々切磋琢磨してきたところもあります。前回勝つことで少しずつ、こうポジティブなエネルギーを使うことができるようになったんですけども、また明日、確かにホームで勝てていないところで、大きな恩返しじゃないんですけど、みなさんのサポートに応えられるような素晴らしいプレーと素晴らしい結果を得られるように明日プレーさせていただきたいと思います。
◆「やることをしっかりやればゼロで抑えられる」樹森大介監督

(短い期間だったが、横浜戦に向けて確認したい部分などはあったか)
1番はやっぱりコンディションを整えることにフォーカスしながら、やっぱクロスのところですかね。うちの課題でもあり、...