「新潟最高」を目指す2025年のアルビレックス新潟の戦いが始まりました。紙面でも熱戦の後の選手の言葉、監督の言葉を伝えていきますが、ウェブ版では取材した内容をほぼ全部紹介します! 

4月19日第11節ホーム京都戦後

新潟1ー2京都またまたホーム初白星お預け!!終盤に逆転許す

監督会見のほか、FW矢村健選手、GK藤田和輝選手、DF堀米悠斗選手、​MF秋山裕紀選手に話を聞きました!

◆狙い通りの展開も、追加点取れなかった 樹森大介監督

(試合の総括をお願いします)

はい。ホームっていうことで、本当にたくさんのサポーターが来てるので、勝ち点3を取らなくちゃいけなかったゲームだったなっていう風に思ってます。
前半に関して言うと、ある程度自分たちが準備してきた狙いのところが多く出て、チャンスができてたんじゃないかなと思います。

ただ、そういったところで追加点がしっかり取り切れなかったっていうのがもったいなかったなっていうのもありますし、後半同様に同じことをやろうっていう、プラスアルファ、ちょっとしっかりボールを保持しながらリズムを作るっていうところをハーフタイムに伝えていったんですけど、相手のパワーアップした後半の選手交代等で、それに対応できなかったっていうのが、後半ゲームを難しくしてしまったなと。

ただ、その難しい時間の中でもしっかり耐えきれるっていうところをこう、数試合できていたところがまた失点に繋がってしまったので、まだまだそこの課題のところはしっかり修正してやらないといけないんだなというのが再確認できました。

ただ、前半のような戦い方をやっぱ90分間やっていかないと、僕らはやっぱ勝ち点ですね、3っていうのは取れないので、そういったところを引き続きやっていかないといけないなと思います。

(後半、前進するのがなかなか難しいかなと思った。監督から見て一番の要因はどういうところか)

うーん、どうなんですかね。ちょっと1本のパスが繋がらなくなったりしてしまったシーンがあったのと、はい。
前線の動き出し等々もあったと思うんですけど、運動量は多少減ったなっていうのは感じました。
なので、小野裕二のところを入れてためもできますしっていうところを考えたんですけど、そこが1番、後半うまくいかなかったんじゃないのかなとは思ってます。

(試合後、サポーターからブーイングも起こった)

当たり前ですよね。
もうずっとホームゲームで勝ててないっていう、現状が続いているので、本当に多くの方にサポートしてもらって、いい雰囲気を作ってもらってるので、本当に、勝ち点3を取らなくちゃいけないなっていう思いも強いので、それは本当に物足りないっていうのは当たり前だと思っています。

(2失点目について振り返っていただきたい。少しルーズなプレーに見えたが、監督はどういう風に振り返るか)

ちょっと詳しくは映像では見ていないんですけど、ちょっとした2人の関係性の、コミュニケーションなのか、どうするのかっていうのがはっきりしなかったシーンだったんじゃないのかなとは思ってますけど、その一瞬のスキっていうのは当たり前ですが失点に繋がるので、そこは当たり前だけど、どの試合もこの僅差、1点差のゲームでほとんど勝負は決まっているので、その際のところは日頃からもっとしっかりやっていかないといけないし、それがちょっと判断をミスすると失点に繋がってしまうっていうのはJ1では当たり前のことなので、そこはしっかり反省して次に臨みたいなと思っています。

(先ほど監督もおっしゃられたように、前半畳みかけきれなかったっていうのはやっぱりかなり大きかったかなっていう思いでしょうか)

そうですね。結局結構狙い通りの展開ができていたので、練習でやったことが、そこが表現できたからこそ、しっかり、もうしっかり点取りたかったなっていう思いはあります。

(ファールなどがあって、リズムが作りづらかったなという部分はありましたか)

ある程度想定内のことを選手に伝えていて、そこのギリギリのところを、僕ら当たり前ですけどサッカーなんで戦う、そこで負けないよって話と、それと同時にうちはそれを外すっていうところが僕たちの強みだと思っているので、そこをうまく使い分けながら、ただ局面で逃げることなくしっかりバトルしようよっていう形で送り込んだので、ある程度前半はそういうことをやってくれてたんじゃないのかなとは思ってます。

(相手は長いボールを出してこぼれ球を拾ってきた)

それはもう90分通してずっとやってくるのはわかっていたので、もう当たり前ですが、セカンドボールの反応っていうのは口酸っぱく言ってきたんで、そこら辺は、あれだけ厚さもあって、ちょっと最後の方、当たり前ですけど、まだミスしてしまったところは反省かなと思います。

◆後半が勝負だと思っていた 京都・曺貴裁監督

(試合を振り返って)

世の中で言う7連戦の7試合目で、J1は明日がほぼ試合ですけど、我々にとっては非常にタイトなスケジュールでしたけど、それを一切エクスキューズにしないでこの地に乗り込む、全員で戦うっていうところで言うと、前半の入るとこで取れずにPKで取られたところが非常に苦しい点になりましたけども、交代選手で最後まで我々の力を出したことで逆転できたのだと思います。昨年までならこのまま押し切られてるところを、選手の力でそれを押し返せるようになったっていうのは非常に成長を感じます。

この7戦が終わって試合がないわけじゃないので、次の横浜FC戦に向かって我々は進んでいかなきゃいけないし、今日の勝ち点3も今も喜んで少し休みに入りますけど、梅雨明けでホームであまり勝てていないので、もっと爆発的なパワーが出せるように準備していきたいです。

チームの空気を見て、非常に、なんていうのかな、いいチームになったなっていう風に思いましたし、そういうやっぱりチームとしての一体感っていうのは、我々にとっては何にも変えがたい一番大事なものだと今日あらためて気づかされましたし、そういう選手の思いも含めて取った2点だと思います。

(先発メンバーや交代選手はどのようなアイデアで臨んだのか)

やはり新潟に対してどう仕掛ければいいのかっていうのを前半まず選んで、ちょっと途中交代でいけそうな人を、ベンチからスタートさせた戦略的なことと、あとはフィジカルコンディションのことも最大値を出せるメンバーでやらせたつもりです。なので、イエローがあった米本と、福田が代わりましたけど、彼らがすぐに悪かったわけじゃなくて、やはり今日の勝つマネジメントとしては後半が勝負だなって思っていました。

(暫定だがJ1で首位に立った)

シーズンこれで終わってほしいなと思いますが、そういう風にはいかない。
冗談さておき、やっぱりこの時点で首位にいるっていうのは全然満足するものではないし、何か自分たちが達成したわけじゃないんですけど、自分たちが歩いてきた道のりは間違ってなかったって肯定的なものであると思う。そこに甘んじないで、また険しい道を自分たちで進めるように選手と一緒にやっていきたいと思います。

(後半一気に逆転したあたりの受け止めは)

本当に昨年までは連敗することが多くて、なかなか順位も上げれない状況がありましたけども、浦和戦はいい意味で早く切りかえて前を向かなきゃいけない状況だったので。あの浦和と新潟さん合わせて少なくとも勝ち点3を持ってこれれば、7試合のパッケージとして非常にいい勝ち点が取れると分かってたので、今日は最悪引き分けてもいいかなと思って僕自身は臨みましたけど、選手は僕の思い以上に、勝つことにこだわってやってきたので非常に良かったと思います。ただ、連敗しないチームは間違いなく上に残っていけるチームだと思うので、そこのマネジメントも含めてこれから進めていきたいと思います。

ミックスゾーン

※各社一緒に話を聞いた選手もいます。

◆前半のゲーム運び、続けるべきだった FW矢村健...

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