
山古志闘牛場で行われた除雪作業=20日、長岡市山古志南平
「牛の角突き」の開幕に備え、長岡市山古志地域の山古志闘牛場で4月20日、除雪作業が行われた。山古志闘牛会のメンバーら約30人が参加し、観客席や入口付近に残っていた50センチほどの雪を除き、来場者を出迎える準備に精を出した。
牛の角突きは千年の歴史があるといわれ、庶民の娯楽として親しまれてきた。激しいぶつかり合いや、牛同士を引き離す勢子(せこ)の勇敢な姿が魅力だ。
今冬は闘牛場に4メートルほどの雪が積もった。心地よい風が新緑のブナを揺らす中、闘牛会のメンバーが2時間ほどかけて、スコップで残っていた雪を砕いたり、雪の重みで折れた木の枝などを撤去したりした。松井富栄(とみえ)会長(43)は「今年は...
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