
移転新築され、5月1日に開院する佐渡市立両津病院(梅津)で20日、一般向けの内覧会が開かれた。約600人の市民が訪れ、診察室や待合室などを見て回った。

新病院は現在稼働している8診療科、60病床を維持し、5月7日に通常の外来診療を始める。浜田から旧両津文化会館跡地に移り、延べ床面積は約6815平方メートル。地上4階、地下1階建てで、総事業費は約61億円。電子カルテを導入して患者情報を院内で即座に共有でき、診察から精算までの時間短縮にもつながるという。
入院患者の9割以上を高齢者が占めているため、退院後の生活を想定したリハビリ機能も強化した。日常の動作訓練を行う模擬的な台所や浴槽、和室を設け、...
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