子どもたちへ贈る恩送りエール飯弁当の準備をする大桃秋弘さん(左)ら=三条市北新保1
子どもたちへ贈る恩送りエール飯弁当の準備をする大桃秋弘さん(左)ら=三条市北新保1

 三条市の料理店などでつくる日本料理研究会三条は、新型コロナウイルス禍に地域の人から弁当の注文で窮地を救われた恩に感謝し、今苦しんでいるひとり親家庭や生活困窮世帯の子どもたちに、その恩送りをしようと、弁当200個を無償提供した。

 結成50年以上の研究会は、日本料理の勉強会や県内料理店の食べ歩きなどをしており、社会貢献活動は初の試み。会長で「割烹(かっぽう) 魚清」代表取締役社長の大桃秋弘さん(53)が発案した。

 新型ウイルス禍では、宴会などが全てキャンセルとなり、飲食店は苦境に立たされた。その時「地域の人に『エール飯』として弁当の注文をもらって助けてもらった。借りた恩を、何かしらの形で返したい...

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