
新潟市の市立中学校で昨年10月、当時1年の男子生徒が同級生にいすを引かれ転倒し、けがをした問題で、学校側がいじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」に当たるとして調査を検討していることが12日、生徒の保護者らへの取材で分かった。これまで学校側は被害をいじめ事案と捉えていなかったが、一転して保護者の求めに応じた形だ。
重大事態は、いじめで心身などに重い被害が出た疑いや、相当期間の欠席を余儀なくされた疑いがあるケースが対象。4月末、生徒の母親宛てに校長名の文書が届き、...
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